Amazon SESの利用に際して注意すべき3つのポイント

最近では、EC2もあたりまえのように使われるようになってきました。
わたし個人で作っているウェブサービスもEC2を使っています。

ただしメールを送る際は注意が必要です。

EC2環境では自由にメールが送れないのです!
メールサーバを立てるのも面倒なので GmailのSTMP経由でメールを送ろうとしたところ、
仮想環境なので、スパムの温床になるからか、接続拒否されています。

そういった際に利用できるのが、Amazon SESです。
しかも、月間62,000メッセージまで無料。
https://aws.amazon.com/jp/ses/pricing/

これを使わない手はありません。
ただし、利用するにあたって注意点があります。

1. Tokyo リージョンには2015.8現在サービスがない

私は、日本に一番近そうなオレゴンのサービスを使っています。

2. 最初はサンドボックスモードで提供

送受信をテストするには、AWSのコンソール上で、送信元アドレスと送信先アドレスを登録する必要があります。
ウェブアプリを開発している人にとっては複数のメールアカウントを使ってテストをするケース多いかと思います。

逐一 emailが有効かどうかvalidateをしないといけないのでとても面倒です。
また、送信数もかなり制限されています。


サンドボックスモードの解除はチケットで依頼します。
だいたい半日ー1日ぐらいで返事がきました。

3. Productionモードになっても、fromは自由に設定できない。

送信先は自由に送れるようになりますが、fromは依然としてvalidateされたメールアドレスである必要があります。
例えば、問い合わせフォームを作ったとして、問い合わせ者のメールアドレスをfromに設定するといったことができません。



以上、参考になりましたでしょうか?
Enjoy Amazon SES!